2016年11月2日水曜日

「レディ・ジョーカー」観ながら再読  1546


 高村薫の小説もエッセイも好きなほうです。
BSの7回連続モノ「レディ・ジョーカー」を見ていたら、伝説の長編原作本を再読し
たくなった。
ずっしりした上製本3冊本で読みたかったが本棚に見当たらず、文庫版で読んで
いる。うじだいの

そもそも、高村薫著『レディ・ジョーカー』にいまさら関心を持った動機は、未解決事
件や冤罪をテーマにした長編小説『罪の声』(塩田武士)や、ノンフィクション『道徳
感情はなぜ人を誤らせるのか』(菅賀江留郎)がいま話題になり書店の平台でも目
に付くことに触発されたとも言える。

さて、高村薫の小説だが、『黄金を抱いて翔べ』に始まって、『リヴィエラを撃て』を
読み、大学時代の山仲間が或る殺人に連座して後にそれぞれ人生のほころび行
く様をテーマにした、『マークスの山』の取材力に感心し、『レディ・ジョーカー』に読
み継いだ。
特に、1994年刊の『照柿』は、「君が事件前に佐野美保子と対面した時間は、拝
島駅で二分、東京駅で五分、立川駅で一分、合計八分だ。」という描写に惹かれ
憑かれるように一気読みした。

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