2025年6月7日土曜日

C・イーストウッド『陪審員2番』を見る4886


クリント・イーストウッド監督、94歳の最新作にして監督40本目の作品。
米国の法制度の理想と価値観が如実に表出される。
同時にイーストウッドの一貫した主題、正義と保身、人間の迷いと宿命を追求
した到達点なのだろう。

出演:ニコラス・ホルト/トニ・コレット/J-k-シモンズ

内容は『十二人の怒れる男』の系譜だが、善良な市民とは何か?目的は手段を
正当化できるか? 法廷劇を利しての深掘りである。
臨月の妻とつつましく暮らすジャスティン(ホルト)のもとに、ある裁判の陪
審員召喚状が届く。被告の男の罪状は殺人罪。酒場で喧嘩別れした恋人が翌朝
遺体で発見される。被告は容疑を否認しているが、疑いの余地はなく陪審員全
員一致で、有罪判決が出ると思われた、、、。
まず思いもよらない事に戸惑い、審理がすすむにつれジャスティンは審査員内
の意見で、被害者の女性を死なせたのは自らにあるのではないかとの自責の念
をもつようになる。
さらに一方、担当検事のフェイス(トニ・コレット)にとっても、この評決に
は検事長への昇進がかかっていた。
シーンで、もう一度観て確認したいコマも残ったが、映画らしい映画でした。

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