2023年12月27日水曜日

今年も年賀状を書き終えて郵便局へ  4159

年賀状の枚数は年々少しずつ少なくなっているが、忙しさをぬってやっと書き
終えた。長年使っているモンブランの万年筆のお世話になった。

メール普及前から当たり前になった宛名や本文も印刷だけの年賀状、これらの
文字はすべてが機械の字だ。筆跡が機械の字なのだ。だから相手と自分の距離
感がわからない。個性どころか性別も隠すし、年齢も分からなくする。
未来志向の道具だったインターネットの普及により、相手との交流は平安貴族
の男女が和歌を紙に書いて詠みあうそれよりも、風情のない隔たりを感じる様
になってしまった。
「今年も、よろしくお願いします」と、藤原某が書いても僕が書いても、同じ
筆跡である。
字とは不思議なもので、時には高揚感に圧倒されたり、センスに唸ってみたり
その人らしさがふつふつと立ちのぼる。

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