| 昭和10(1935)年ころの生家/桜満開 |
父の母である僕の祖母は1970年代半ばに東京のわが家に数年滞在していた。
一世紀近い歳月がブーメランとなって往還する感覚に襲われ、今さらながら
祖母の姿を邂逅した気がする。
ラジオより流れるニュース 今日もまた きいてわれ心やすらぐ
朝めざめなすすべなき身 今日ひと日 いかにすごさんも いつか暮れ行く
ながれ来る ラジオのニュース雪だより 老いの身きゅうに 寒さみにしむ
吉井川のふるさとはなれ はやみ歳 まぶたに浮かぶ 友だち恋し
とくゆきし 夫をしのびて 今更にながらえる身ぞ 何われなるかな
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