1968年のチェコ動乱、プラハの春として知れるテーマを題材にしてえがいた
注目作。
先に観た『ゲルニカの木』は、スペイン内戦(1936年)を素材にした民衆蜂
起と圧殺の戦争映画だった。この後、歴史は1960年代のハンガリー革命や、
ポーランド暴動とつづくが、ソ連軍の介入と云ううことでは磁場は同じです。
本作は、若者の間に芽生えた民主化要求のうねりがソ連軍の強引な軍事介入によ
って圧殺されていくなか、プレーボーイで有能な外科医(トマシュ)と二人の女
(テレーザとサビーナ)の青春が鮮烈な映像で描かれる。
ベルイマンの映画で脚光を浴びたカメラマン、スヴェ・ニクヴィストの役割が、
ここでも突出している。
古いニュース・フイルムと本編の映像を違和感なく完璧に合わせるというリアル
感たっぷりの技はスゴイにつきる。
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