2015年5月3日日曜日

早起きは三文の得!          997

秋川歌舞伎(2015・5・3 影:key)
あきる野市のキララホール広場で、地芝居といわれる農民歌舞伎を観る。
演目、「仮名手本忠臣蔵三段目 足利館門前進物の場、松の間刃傷の場」。

クルマで都心へ出るとき、八王子インターの手前で古社・二宮神社を、通りの右
側に見るが、その神社の祭礼の余興芸として始められたのが農民歌舞伎です。
発祥からして、かつては役者も観客も農民でした。
大正から昭和にかけて隆盛し、第二次大戦の激化のなかで衰退した。

「二宮の芝居」は近県まで広く知られ、多摩地区を中心に年間250日以上も「座
興行」をうつなど、盛んに演じられてきたようです。
今日見たキララホール前広場の舞台は、「菅生(スガオ)の組立舞台」で、花道
や回り舞台を備えた広く奥行きのある本格的な歌舞伎舞台でした。
屋根に組まれた孟宗竹の真っ青な色が陽に当たって映えていた。

菅生の住民が、自ら舞台を作って秋の祭礼に二宮の一座を招いて楽しんだ写
真も展示されていた。農村社会のなかで、最大級のイヴェントだったのでしょう。
今では、菅生の住民自ら役者、義太夫や三味線、笛や太鼓、衣装やかつらの
作成まで行っているのだから凄い。

キララホールには何年か前の加藤登紀子リサイタルに行って以来で、今日は幸
運の「全国地芝居サミットinあきる野」との遭遇でした。
僕の田舎でも、旧家の母屋の座敷と縁側が舞台に変身して、山の斜面沿いの
庭が観客席で、田舎芝居が興行されるのを待ちわびた記憶がある。

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