丸善ジュンク堂書店は11月1日付で、工藤恭孝社長と岡充孝副社長が取締役を
辞任し、中川清貴取締役(丸善CHIホールディングス社長)が新社長に就任する
人事を発表した。
神戸でジュンク堂書店41年(1976)前に創業して以来、経営のトップとして
率いてきた工藤さんが第一線から退くと云うことは、このところの発言に兆候が
あったが、何かモヤモヤしたものを感じる。
僕は未来社時代、1976年三宮センター街に創業(発祥地)したときに、地下の
売場で工藤・岡さんに初対面した記憶がある。その後、1982年に三宮東サン
パルビルに、書架中心の図書館にみ間違う革新的な「サンパル店」の誕生に際し
ても訪問している。
創業時の「ジュンク堂書店」の戦略は、充実した品揃え(商品構成)で、あらゆ
る分野の本が満遍なく陳列されているのが最大の売りだった。この手法に出版社
は賛同し受け入れてきたし、購読意識の強い読者にも大いに歓迎されたはずです。
ところが、現代のIT&ネット全盛が加速化するなかでは、図書館風大型書店の
限界域を認識をせざるをえないようだ。
(←ブログ:2017・1・9 「さて今年の出版業界はどうか」1615)
(←ブログ:2017・1・16 「書店のキーマンと」1622)
(←ブログ:2017・1・31 「書店の出店、閉店は」1637)
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2017年11月7日火曜日
2017年11月6日月曜日
永松君の息子さんを悼む 1916
このトシになると、古くからの知り合いや友人のなかにこの世から彼岸のひとと
なる者が出てくる。
だが、親しかった知人が不慮の死を遂げ、また、その息子さんがこの度亡くなっ
た報に接するといたく堪えます。
亡くなった息子の親父さんとは、僕が20代、30代のとき酒席でつき合っていた。
その彼が、新宿の居酒屋の50周年記念集に、「追想<でん八>」なる名文を寄稿
している。
ところが、この冊子の刊行を記念したパーティーで一緒になり、久々に話を交わ
したが、その数か月後に突如亡くなったのである。
永松君を偲ぶ会を、藝大の芸術家グループとラグビー仲間が中心になって行った。
その場に、かつて呑み助の彼に連れられて小さくして酒席に居た息子さんが、一
挙に30半ばの立派に成長したビジネスマンの姿で登壇して挨拶したのだった。
きょう、その息子さんの訃報、事態を受け入れがたいのです。
年末も押し迫ってくると、既に数枚の喪中はがきが届く。
生者もまた少しずつ死んでいくのか。
なる者が出てくる。
だが、親しかった知人が不慮の死を遂げ、また、その息子さんがこの度亡くなっ
た報に接するといたく堪えます。
亡くなった息子の親父さんとは、僕が20代、30代のとき酒席でつき合っていた。
その彼が、新宿の居酒屋の50周年記念集に、「追想<でん八>」なる名文を寄稿
している。
ところが、この冊子の刊行を記念したパーティーで一緒になり、久々に話を交わ
したが、その数か月後に突如亡くなったのである。
永松君を偲ぶ会を、藝大の芸術家グループとラグビー仲間が中心になって行った。
その場に、かつて呑み助の彼に連れられて小さくして酒席に居た息子さんが、一
挙に30半ばの立派に成長したビジネスマンの姿で登壇して挨拶したのだった。
きょう、その息子さんの訃報、事態を受け入れがたいのです。
年末も押し迫ってくると、既に数枚の喪中はがきが届く。
生者もまた少しずつ死んでいくのか。
2017年11月5日日曜日
大國魂神社とくらやみ祭 歴史に触れる② 1915
武蔵国府跡の通りを隔てた、「大國魂神社」へ裏門から参堂する。
【大國魂神社】
武蔵国の護りとして大國魂神社祀った始まりとされる。大化の改新以後この地に
武蔵国の国府が置かれて以来、国司が祭祀を執り行っていたが、平安時代には、
「総社」なるものが置かれ、武蔵国では大國魂神社がその総社となった。
武士の世になっても広く武将たちの信仰をあつめ、衰えることがなかったようで
す。
毎年5月の例大祭「くたやみ祭」では、70万人の観光客でにぎわいます。
本殿は、徳川家康の命により社殿の大造営が行われたが、正保3年(1646)の
府中本町の大火で類焼し灰燼に帰しました。現在の本殿は、四代将軍家綱の命に
より、寛文7年(1667)に完成した珍しい早殿造です。
木造狛犬、、、神社を守護していた堂々と気風を備える狛犬は、運慶の作とも伝
えられる。
⇓
【府中高札場】
旧甲州街道と府中街道の交差するかつての府中宿の中心に位置する。高札場とは
江戸時代の幕府の政策や禁止令など墨で書いた板の(高札)を掲示する施設。
⇓
【野口酒造店(中久本店)】
「一夜の宿を」と「野口仮屋の儀」で知られる、野口家と大國魂神社とは深い繋
がりがあった。
(←ブログ:2017・11・3 「武蔵国府と国分寺を歩く ①」1913)
【大國魂神社】
武蔵国の護りとして大國魂神社祀った始まりとされる。大化の改新以後この地に
武蔵国の国府が置かれて以来、国司が祭祀を執り行っていたが、平安時代には、
「総社」なるものが置かれ、武蔵国では大國魂神社がその総社となった。
武士の世になっても広く武将たちの信仰をあつめ、衰えることがなかったようで
す。
毎年5月の例大祭「くたやみ祭」では、70万人の観光客でにぎわいます。
本殿は、徳川家康の命により社殿の大造営が行われたが、正保3年(1646)の
府中本町の大火で類焼し灰燼に帰しました。現在の本殿は、四代将軍家綱の命に
より、寛文7年(1667)に完成した珍しい早殿造です。
木造狛犬、、、神社を守護していた堂々と気風を備える狛犬は、運慶の作とも伝
えられる。
⇓
【府中高札場】
旧甲州街道と府中街道の交差するかつての府中宿の中心に位置する。高札場とは
江戸時代の幕府の政策や禁止令など墨で書いた板の(高札)を掲示する施設。
⇓
【野口酒造店(中久本店)】
「一夜の宿を」と「野口仮屋の儀」で知られる、野口家と大國魂神社とは深い繋
がりがあった。
(←ブログ:2017・11・3 「武蔵国府と国分寺を歩く ①」1913)
2017年11月4日土曜日
町の産業祭へ 1914
隣りの富士見公園で、恒例の市の産業祭。
第48回になるが、最初の頃はイベントを見たり、屋台巡りが主だった。
最近は、10時のオープニングに出かけて地元近辺の畑で育てた野菜や花の即売
に立ち合って購入するのが有意義で楽しい。
夜は早速、新鮮な素材を使った「けんちん汁」で夕餉になる。
キャベツ、大根、白菜、ゴボウ、里芋、人参〆て1000円。
花はパンジーで、毎年、黄色を主体に表情の違う組み合わせを選ぶ。
さらに、特産品販売のブース、羽村市の姉妹都市である北杜市清里のソフトクリ
ームを、長蛇の列に加わり買ってペロペロ、、。
もひとつ、利便性のあるコーナーがあって、町の建築業者が熟練の技を生かして
「まな板削り」を、わが家から持参すると新品同様にしてくれる。
朝食は、連なる屋台をのぞきながら、お好み焼きに山菜おこわと草餅をセレクシ
ョン。青空の下、屋台の焼き物の匂いと煙が漂うなかで食するのは、なかなか乙
な味わいだったが、少し買い込み過ぎのきらいあり。
(←2015・11・1 「産業祭で<まいまいず文庫>発見」1180)
第48回になるが、最初の頃はイベントを見たり、屋台巡りが主だった。
最近は、10時のオープニングに出かけて地元近辺の畑で育てた野菜や花の即売
に立ち合って購入するのが有意義で楽しい。
夜は早速、新鮮な素材を使った「けんちん汁」で夕餉になる。
キャベツ、大根、白菜、ゴボウ、里芋、人参〆て1000円。
花はパンジーで、毎年、黄色を主体に表情の違う組み合わせを選ぶ。
さらに、特産品販売のブース、羽村市の姉妹都市である北杜市清里のソフトクリ
ームを、長蛇の列に加わり買ってペロペロ、、。
もひとつ、利便性のあるコーナーがあって、町の建築業者が熟練の技を生かして
「まな板削り」を、わが家から持参すると新品同様にしてくれる。
朝食は、連なる屋台をのぞきながら、お好み焼きに山菜おこわと草餅をセレクシ
ョン。青空の下、屋台の焼き物の匂いと煙が漂うなかで食するのは、なかなか乙
な味わいだったが、少し買い込み過ぎのきらいあり。
(←2015・11・1 「産業祭で<まいまいず文庫>発見」1180)
2017年11月3日金曜日
武蔵国府と国分寺を歩く 1913
![]() |
| 武蔵国府跡(2017・11・3影) |
時前に余裕で着いた。
中央線と京王線の利用で比較的なじみのある府中と国分寺であるが、この周辺が
古代国家において国府や国分寺が建設され中心エリアとして発展を遂げた奈良・
平安時代の様相はあまりいも知られていない。
スタートポイントが武蔵国府跡というのが、この会を主宰する趣旨の顕著な現れ
である。
【武蔵国府跡(国衙地区)】
武蔵国府跡は、奈良・平安時代の武蔵国府の中心地にあたる国衙の跡地です。
国衙は、国司が政を行った役所。武蔵国は、現在の東京都、埼玉県、神奈川縣の
川崎・横浜市の大部分を含む広大な地域で、21の郡を管轄する大国だった。
これまで継続的に発掘調査をやってきたことで、都から赴任した国司の館跡、役
所と推測される建物跡、井戸や鍛冶工房を備えた住居跡が見つかっている。
⇒後日に続く
「ティエリー・トグルドーの憂鬱」 1912
映画「ティエリー・トグルドーの憂鬱」を見た。
ステファヌ・ブリゼ監督 俳優:ヴァンサン・ランドン
どこの国でもある話。51歳で職を奪われた中年男・ティエリーは、障害者の息子
を抱えながら新しい働き場所を探す。
堅実にまじめに生きようとするが、自分の意思に反して思うようにならない現実
の葛藤をシビアに映し出す。この主人公が内に秘める「憂鬱」を外見は静かに体
現して見せてくれる。
やっと、スーパーマーケットの警備員として仕事を始めるが、目にするのはお客
ばかりでなく社内の不正をも見てしまう。
そのちょっとした不正を上司が厳しく追及したことで、長年勤めた「働き者」の
女性が自殺してしまう局面に立ち合いなやむ。さらには、客のポイントを自分の
カードにスキャンしてポイント稼ぎする従業員の女性を有無も言わせず密告する
場面で、「あなたでも上司に報告するか?」と詰問され、ティエリーは「わから
ない!」、と返答して踵を返し足早に、身障者の待つ家路を急ぐ。
(←ブログ:2017・1・6 「『海よりもまだ深く』を観る」1612)
(←ブログ:2017・1・21 「時空を超える映画体験ってイイな!」1627)
(←ブログ:2017・1・29 「浅丘ルリ子主演の『執炎』を見る」1635)
(←ブログ:2017・3・1 「鈴木清順監督の美学」1666)
(←ブログ:2017・3・2 「『関東無宿』と『殺しの烙印」を見る」1667)
(←ブログ:2017・3・28 「『若者のすべて Rocco』観る」1692)
ステファヌ・ブリゼ監督 俳優:ヴァンサン・ランドン
どこの国でもある話。51歳で職を奪われた中年男・ティエリーは、障害者の息子
を抱えながら新しい働き場所を探す。
堅実にまじめに生きようとするが、自分の意思に反して思うようにならない現実
の葛藤をシビアに映し出す。この主人公が内に秘める「憂鬱」を外見は静かに体
現して見せてくれる。
やっと、スーパーマーケットの警備員として仕事を始めるが、目にするのはお客
ばかりでなく社内の不正をも見てしまう。
そのちょっとした不正を上司が厳しく追及したことで、長年勤めた「働き者」の
女性が自殺してしまう局面に立ち合いなやむ。さらには、客のポイントを自分の
カードにスキャンしてポイント稼ぎする従業員の女性を有無も言わせず密告する
場面で、「あなたでも上司に報告するか?」と詰問され、ティエリーは「わから
ない!」、と返答して踵を返し足早に、身障者の待つ家路を急ぐ。
(←ブログ:2017・1・6 「『海よりもまだ深く』を観る」1612)
(←ブログ:2017・1・21 「時空を超える映画体験ってイイな!」1627)
(←ブログ:2017・1・29 「浅丘ルリ子主演の『執炎』を見る」1635)
(←ブログ:2017・3・1 「鈴木清順監督の美学」1666)
(←ブログ:2017・3・2 「『関東無宿』と『殺しの烙印」を見る」1667)
(←ブログ:2017・3・28 「『若者のすべて Rocco』観る」1692)
(← :2017・4・22 「映画『黙秘』を観る」1718)
(← :2017・4・28 「『湯を沸かすほどの熱い愛』を観る」1724)
(← :2017・5・3 「『ちかくてとおい』映画観る」1729)
(← :2017・6・18 「『誰のせいでもない』を観る」1775)
(← :2017・7・7 「『けんかえれじい』を観る」1793)
(← :2017・4・28 「『湯を沸かすほどの熱い愛』を観る」1724)
(← :2017・5・3 「『ちかくてとおい』映画観る」1729)
(← :2017・6・18 「『誰のせいでもない』を観る」1775)
(← :2017・7・7 「『けんかえれじい』を観る」1793)
(← :2017・7・29 「映画『哭声/コクソン』を観る」1816)
(← :2017・9・25 「『愚行録』を観る」1873)
2017年11月1日水曜日
書店の魅力的「棚」 1911
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| (2017・11・1影:tab)
学生のとき、早稲田戸塚通りにあった「文献堂」という社会科学専門の古書店に
ほとんど毎日寄っていた。
時の流れとともに読書傾向も変遷して今に至っているが、その当時の文献堂には
哲学、思想の先端著作がいち早く入荷する一方で、貴重な古書にも出合うことが
できた。
間口二間だったが、中央の両面棚を挟んで右壁面に社会科学系の古書と新刊が混
在しながら見事に息づいていた。
埴谷雄高、梅本克己、梯明秀、吉本隆明、丸山眞男、武谷三男、宇野弘蔵、小林
秀雄、谷川雁・田中英光、武田泰淳、高橋和巳、竹内好、中井正一、花田清輝、
橋川文三・野間宏、安倍公房、大江健三郎、対馬忠行、柳田國男、木下順二、、
様々な要素の絡みと共鳴するところで、これらの人の著作は文献堂で買って読ん
だ。紛れもなく、僕には文献堂時代があったのである。
マル・エン選集、トロツキー、サルトル、ジョイス、カミユ、ポー、スターリン
ロートレアモン、カー、ドイチャー、ルカーチ、レーニン、ローザ、チェーホフ
スタニスラフスキー、ブレヒト、エリュアール、ヘーゲル、ルフェ―ヴェル、、
最近も書店に行く機会が週一はあって、目を引く棚と平台に出合うことが少なく
ない。
きょうも、大型チエーン書店の店内外れながら魅入られるように立ち止まらされ
た棚三本と平台があった。
以前だと、本は著者で読むことが多かったが、最近はテーマで一冊をセレクトす
ることがままにしてある。そんな気分を表現してくれたかのような見せ方で、、
ロシア革命100年は何だったのか本と、雑誌の特集。そして、その下段には、
「中国文化大革命」あの時代は何だったのか?の問いかけ本や、「中国ナショナ
リズム」を扱った新書が並ぶ。さらにその下には、北朝鮮のミサイル問題や拉致
問題への肉薄本。〆は日米同盟の新機軸を巡って、ポピュリズム、リベラリズム
について容易に読める新書本。
これだけ時代状況をすくい取ったハンディ本を揃えられると、どれからでも一冊
一冊読んでみたくなる。 |
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