2022年7月23日土曜日

今夏いちばんの発声、セミくん    3537

裏庭の柿の木の木陰からミンミン蝉の初鳴きが響いてきた。

今シーズン初めてなき声を聴いた蝉は、隣の公園でクヌギの木に止まって樹液
を吸い、わが家の柿の木に飛んできた成虫であろう。
オスの腹部には発達した発音機がある。そして背側面に一対の発音膜、それに
連なる発音筋、音を増幅させるための共鳴室がある。こうなるとほとんど昔々
音楽室で蓄音機を聴いているようなものだ。

二次梅雨の晴れ間の静寂のなかから澄んだ声を聴くと、数年前、幼少のハルが
竹竿に網をつけ、昆虫かごを腰にぶら下げ、麦藁帽を被って鳴き声のする大木
に対して背伸びしながら真剣な眼差しで追っかけていた「セミ獲り名人」を想
いだす。
あまりうまく捕獲できないときは、樹根の周辺に転がったセミの抜け殻を大量
に拾って帰り、yuに得意げに見せて満足していたっけ、、。
<閑さや岩にしみ入る蝉の声>

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