2022年7月12日火曜日

大国が衝突する境界地帯       3526

1922年日本の委任統治領・南洋庁

第一次世界大戦終結後の1920年に発足した国際連盟は、集団安全保障と民族
自決の理念を踏まえ、新たな国際システムの構築に取り組んだ。
(第一次は、帝国間の植民地再分割のための戦争だった)。

当時の戦争総括の背景には、欧州に戦禍をもたらした帝国主義的植民地支配の
旧癖然とする体制の綻びを認識しはじめたことがある。
敗戦国ドイツの賠償問題のほかにも、オーストリア・ハンガリーとロシアの両
旧帝国のエリアには民族を単位に八つの小国家が生まれた。さらに長い間オス
マン帝国の支配を受けたバルカン半島から中東に至るエリアの安寧秩序も課題
だったはず。

(今日のウクライナ戦禍でも、バルカン三国は新たな緊張関係にある)。
いつの時代も国際システムがほころび、秩序が回復なされなければ、戦争に突
き進む危機的状態に置かれることになる。

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