| (2015・10・6影:Tab) |
思っていた書店、「B&B」へ寄ることができた。
小田急下北沢南口を出て右へ大通りをすこし歩いて左に入る路地奥を見ると、
二階の窓に看板が目立つ。階段入口にはビールも飲める本屋の案内が立てら
れていた。
なるほど、店名はBook&Beerなんだ、となっとく。
店内は、コンクリートむき出しにペイントしただけの壁面に、せいぜい5段までで
目線よりすこし高い程度の棚に余裕をもって面陳とサシで書斎風に見せている。
空間にはテーブルと椅子が置かれ、座って頁をめくっている若い女性がいた。
目利きで特別に取り寄せるのであろうリトルマガジンが多く目に付いた。
棚には、テーマ別に内・外文学、自然科学、人文・社会科学、民俗・芸能、地元
関連本が、なるほどと思わせる並びになっている。あまり臭みは感じられなく、
セレクトに独特の雰囲気がある。
『火花』や村上春樹本に吉本ばななの『下北沢』も見かけた。
それに、『なぜ本屋に行くとアイデアが生まれるのか』(嶋浩一郎著)も平台に置
かれていた。
「B&B」をつくった意図は、街の本屋が経営を続けられることを証明したかった。
電子書籍でも紙の本でも便利なほうを読めばいいのであってどっちでもいいと思
っていると、この本屋をオープンさせた一人嶋浩一郎は言っている。
(『電通デザイントーク Vol.1』 朝日新聞出版発売)
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