2015年10月30日金曜日

『早大劇団・自由舞台の記憶』を読む1178

書影(同時代社・刊/本体2300円)
友人で俳優の浜田君から『早大劇団・自由舞台の記憶 1947-1969)が送ら
れてきた。

本書の企画について今年初頭に、早稲田自由舞台出身の浜田君と長宗我
部さん二人と話す機会があって、出版するに際してのいろいろの局面を想定
してサポートしたことがある。
まずは、A5判422頁の大冊に劇団員だった40余名が、単なる回想記、思い
出話の集積に終わらず、「学生演劇」の1960年を挟む潮流をおさえた演劇
史であり文化史になっているのに、第三者ながら安堵しました。

友人・浜田晃執筆の「1960年<昭和35年>私はそこにいた」から読み始め
た。
演劇専修で一緒に同時代を過ごしたこともあって、60年安保の渦中で役者
修業と社会とのかかわりの葛藤がヴィヴィットに伝わてきた。
この先は、東野英治郎の『私の俳優修業』(未来社/1964刊)のような本の上
梓を期待したいところ。

編集委員の一人である長宗我部さん曰く、演劇青年だった時代が忘れがた
い。このことが、「自由舞台」を中心とする「学生演劇史」をまとめてみたい意欲
になりつつあると。

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