僕は加藤典洋さんとは、1985年に国会図書館で仕事上のことではじめて会いま
した。
その年に新しく解覧した出版社の最初の本、『「死霊」論』を編集するする途
上で協力してもらった。
そのとき、刊行されたばかりの彼の最初の本である、『アメリカの影』の見返
しに署名までして恵贈いただく。
あれから35年ばかり過ぎるが、最近では岩波の「図書」に「私のこと・勇気
について」と云う身辺に関わる随想が掲載されており、毎回読んでいたが、、。
彼は全共闘世代のひとだが遊学先のカナダから帰国後、第一評論集『アメリカ
の影』を上梓、その後、「敗戦後論」や「戦後的思考」などで天皇・原爆・無
条件降伏、、戦後日本の縦横する回路を柔軟な批評眼で問いつづけた。
合掌。
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