2026年2月28日土曜日

埴谷雄高の『暈と極冠』と松本昌次  5147

埴谷雄高の対話集、1984年刊『暈と極冠』の「あとがき」(原稿)が出てきた。

その文章の中に~
「この『暈と極冠』は、勿論、「××と××」という対句をこれまで長く携えて
きたシリーズの一つであるけれども、この書は一種深い感慨を懐かざるを得な
いところの一冊である。(、、中略)
ところが、その松本昌次君(未来社編集長)が退社することになり、実際を言
えば、私は当惑したのである。、、、、松本君の思わざる退社によってもたらされ
る私の当惑とまさに重なって、ちょうど同時に私がいわゆる老人性痴呆症に踏
みこんだのは因縁あることといわねばならない。この『暈と極冠』に「ほんと
うのルビ」をふるとすれば「ボケとアタマ」であって、ここにいたるまでの極
めて長い期間にわたって、絶えずボケはじめる私は松本昌次という軟らかで堅
固な支柱な支柱の上にあったと悟らざるを得ないのである。(後略、、)

書名考とボケを考察するために、埴谷雄高氏のナマ原稿を拾い読みしました。

2026年2月27日金曜日

増田昭子・政己さんのこと 友人帳⑱ 5146

増田政己君の消息を問う葉書が、先日会った友人からとどいた。

僕も増田君については、伴侶・昭子さんが亡くなり喪中明けに到って以降も
書状や賀状のやりとりが途絶え気になっていたところ。
二人とは2010年代前後は沖縄石垣島へ出かけたり、3.11大震災で昭子さんと
被災地大槌町の救援から調査へ一緒することがあり親密な関係にありました。
彼女のフィールドワークは絶え間なく活発でしたが、長年余病とがんの手術
で養生の期間を挟む厳しい生活に明け暮れていました。
そして2020年秋、「最後の旅路」(政己言)が永遠のお別れとなってしまいま
した。
このとき、僕は自宅を訪ねて線香をあげて追悼させてもらいました。

(追記、石垣行きは、「石垣島フィールドミュージアム&食文化研究会員交流
会」への参加。平久保の「濱遊」にて。夜は、民宿オーナーのサンシンで謡
い、泡盛で盛上がる楽しい一刻でした)。
また、平久保ビーチのダイビングスポットで潜り、クマノミ、ボラ、サンゴ
礁を鑑賞しながら海中散歩を楽しんだ。

(←ブログ:2022・6・20「八重山諸島石垣島~平久保へ/同日異年)3504)

2026年2月26日木曜日

読んだ本/備忘録②         5145


12.美作(みまさか)の風』今井恵美子著 ハルキ文庫   2012・8  Blog

13.『麒麟の翼』東野圭吾著 講談社          2012・8

14.『日本自然災害』 昭文社               2012・9    Blog142

15.『危険な斜面』松本清張全集            2012・9  Blog145

16.『冷血』高村  薫著 新潮社              2012・12    Blog184

17.

18.

19.

20.            

2026年2月25日水曜日

加藤喜之著『福 音 派』を読む    5144


書影
傍題に、「終末論に引き裂かれるアメリカ社会」
キリスト教に疎い僕にとってはすらすらと読めない、入門書でなく「専門書」
に近い。ただ現代アメリカ社会の問題をそれぞれの歴代大統領に引き寄せて、
福音派の関りを探求するには最適でした。
米国の人口の25%近くを占めるとされる「福音派」。その多くは、現代の政治
的・社会的な対立は、終末に向かう世界における善と悪の戦いの一部として理
解されていると云う。
大統領と福音派との関りだが、アイゼンハワー(34代・共和党)、ニクソン(共
和)へ。1960年の大統領選でニクソンが、カトリック信者であるケネディ(民
主党)に敗北。その後、フォード(共和党)から民主党ながら福音派のカータ
ーへと続く。以後、レーガン政権の8年間、ブッシュ(父)政権の4年間(い
ずれも共和党)、福音派のロビー活動は強くなり活動も過激になる。
1990年代にクリントン政権(民主党)になると、福音派のロビー活動は沈静化
してくる。だが、ブッシュ(子)政権(共和党)が誕生すると再び福音派との
密な交流が再現するようになる。
こうした歴代大統領を媒介に福音派の影響力の強弱を見てくると少しは終末論
の深掘りができるか㋤、と、、。

2026年2月24日火曜日

東風~ハル一番春来たる       5143


やっと起ちあがれた金太郎さんが、4歳のときから軽井沢でスキー板を履き滑
り始め、小学生で水泳、中学に入学すると部活に柔道を選択。この選択は以外
で、皆が吃驚。そして、高校では黒帯2段を取得するまで鍛錬する強い意志が
見受けられた。

その間受験学習塾にも通っていた。どこの時点で大学受験を具体的イメージで
意識したか不確かだが、やっと受験節気に区切りをつけ今からは開放感に浸れ
る青春真っ只中と云うところか。 祝❣

2026年2月23日月曜日

春一番吹く             5142


昨年より一週間ほど早く強いに春一番の南風が吹いた。

記録的大雪で積雪に悩まされた冬季だったが、立春から秋分に向かいイッキに
気温が上がる気配です。
家の裏は十数年前までは一面、梅畑で春先には藪から出てきた鶯がさえずり始
める。その初音を耳を澄ませて心待ちしたものです。
まだ、鶯に似たメジロは柚子の木陰から「チィーチィ」と甘い鳴き声が聞こえ
ます。
いまは、ハルの春一番が吹くのを待つ心境です!

2026年2月22日日曜日

追想 小野田譲二          5141

書影
今夕、1960年初頭に出会った小野田譲二さんの出版記念会と「偲ぶ会」が催
されることを知った。それも、先般の「泉康子さんお別れ会」で同席していた
タヤさんからだった。