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2015年1月18日日曜日

戦後20年の頃だった!           890


『新宿でん八物語』の序章は1960年代の半ばから始まる。
すなわち、戦後20年から10年余の居酒屋文化の披瀝である。

今年は、「戦後70年」、思えば遠くへ来たものである。焼け跡新宿闇市からの
復興、安保闘争、高度成長、バブル経済、そして破綻した今がある。
本では、戦後20年、経済白書に「もはや戦後ではない」と書かれた時代の、
生き様が実感できるから不思議。

かつて、稲垣足穂や対馬忠行と編集者として付き合い、伊那に隠居する直前
にはバリバリの営業部長役員だったA了さんから、「愚生も<新宿騒乱>の時
など「でん八」に逃げ込んだりしたことがあり、懐かしいところです。『でん八物
語』を是非読みたい」と、暮れから元旦の雪におおわれたなかでしたためられ
た封書を頂きました。
彼は、45年程前に「でん八」に出入りしていたのですが、この文を読むまでま
ったく知らなかった。そして、亡き門倉君との親友関係も、、、。

もう一人、広島出身で郷里に帰って久しい木村Mくんからは、「御本読みまし
た。でん八に一度連れて行ってもらったのではないかと思います。H氏賞を受
賞されたばかりの詩人の方(熱烈な巨人ファン?)と同席させてもらったように
想い出されます」と。彼の昔の記憶もさることながら、東日本大震災では、広島
から三陸を訪れ、数日かけて行脚している。