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| 書影(社会評論社・刊) |
下山保著『飢えと子どもドロボー団』傍題に「満州引き上げからパルシステム
連帯までの半世紀」をもつ本書を落掌した。
下山保さんは、僕が大学入学時4年で学生自治会の委員長(除籍処分をくらっ
ていたか不確か)であったはずです。
そんな彼から、60余年ぶりに半世紀の生い立ちから現在に至る自伝風活動記録
を上梓した御著を恵贈いただいた。
第一次安保闘争後、数十年わたり交流はなかったが泉さんの出版記念会や最近
の「安保闘争60周年記念講演記録」制作で一緒することがあったぐらいです。
そんな経緯があって、長い空白を埋めるには時宜を得た出版でおめでとうござ
います。
まず「第4章の早稲田大学と安保闘争と社会党」から読み、一気通読しました。
下山さんとは4年遅れで僕は生きてきている。ほぼ同時期と言って差しつかえ
ないわけで、書かれた内容が自分の記憶とシンクロして不思議な気持ちになり
ます。考えてみれば、下山さんの幼少時の体験からして一貫する反権力、反戦
思考を驚くにはあたらないのですが、その苦難の途を切り拓くコミュニティの
作り方には、ここまで心血を注いでいるのかと感服しました。

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