荒川了さんの訃報を娘さんから知らされショックを受けている。
今年、5月25日に、了了庵謹製(手作り)黒ニンニクに、近況報告の手紙が添
えられ届いたばかりでした。
学生から出版社に就職して編集者になった荒川さんとはほとんど無縁であった。
彼と僕の交流を語るキーマンは、白水社の営業部長だった白井君と、古くから
の親友、故門倉との出版と政治党派、酒に行きつく。
荒川さんが現代思潮社の編集者からサンマーク出版の取締役に転出し、その出
版営業の指南役だったのが白井君。
門倉君との接点は驚いたことに、W文学部でセクトを異にしながらずっと交流
が続いていたようだ。そんなわけで、門倉君が亡くなる直前に、彼から「辺見
庸を読め」と言われ、熟読したことを吐露されたこともあった。僕も、辺見の
ことは熟知していることから、不思議なつながりに通底するものを感じたので
した。
最後に会ったのは、昨年6月の安保60周年記念講演会のあった憲政記念館でだ
った。そして、このコロナ・ウイルスかのなかで6人の同級生・知人・友人が
この世を去りましたが、一度も葬儀に参じることができなかったことを不如意
と話してくれた。
どちらかと云うと、僕のほうが刺激ある活力をもらっていたので、残念でなり
ません。
甘くてちょっぴり酸味があってコーヒーの味がする「黒ニンニク」の一片を頂
きながら、壮士・荒川了を偲ばせてもらいます。 合掌。




