2017年8月31日木曜日

8月日照時間が観測史上最短、、   1849

美作・山伏谷/歌川広重画
今日も、日没まで太陽の顔を観ることなく夕立ちとともに暮れた。

東京の日照時間が、観測史上最短で記録更新したはずです。
これまでの最短は、1977年の85.8時間で、今月は84時間に終わるのか、、。
気象庁情報だと、日照時間は1890年から観測しはじめてから、過去にない雨
日続きだったことになる。

その原因は、太平洋高気圧が例年より弱く、オホーツク海高気圧の勢力が強い状
態が続いたこととみられる。そのため、冷たく湿った冷気が東日本に流れ込んだ
ほか、上旬に滞留時間の長い大型の台風5号が上陸した影響もある。

「水曜会」の暑気払い        1848

(2017・8・30影:Tab)
会社名の頭に、「前」や「元」がつく仲間たちの集まりがあった。
元学習研究社、前八重洲書房、元未来社、三省堂書店、元東大出版会、元社会
思想社らの面々です。
場所はこの頃、気軽に集まれて重宝している「御茶ノ水ビアホール」でした。

皆それぞれにセカンドステージがあって、多忙である。
暑気払いをやろうよ、の発声をもらったカンさんからは、散会後日メールをもら
った。
「皆さん元気でビックリしました。リンさんは同じ年なのに新規書店の立ち上げ
に当面無給で参画するとのこと。そのバイタリティには驚きます。皆さん気持ち
はまだまだ青春ですね」と。
そして、都市型の書店の経験はあっても、未経験の地域での書店展開のこと、、
コンサルの立場から協力の提言もあった。

2017年8月29日火曜日

映画「ニュートン・ナイト」見る   1847

「ニュートン・ナイト」(自由の旗をかかげた男)を観る。
主役はマシュー・マコノヒー 共演にググ・ンパータ₌ロー、マハーシャラ・アリ

「ハンガー・ゲーム」のゲイリー・ロス監督が、今から150年余り前のアメリカ
南北戦争当時、或る理不尽な事実に直面し、自由のために起ちあがり搾取され放題
の白人や逃亡した黒人奴隷たちと友情を築いて両者が一になって、南軍に反旗を翻
して果敢に戦った実話を基にした映画化。

1862年、南軍の衛生兵として泥沼化した地獄の戦場を駆けずり回る日々だった
ニュートン・ナイトは、金持ちの戦争を貧乏人が闘う義理がないことに、また追い
打ちをかけるように14歳の少年の夢を砕いた1発の銃弾に愕然とする。
彼は甥の遺体を家族に届けようと南部軍を脱走し故郷のミシシッピ州に戻る。

そこでも追われる身となったニュートンは、逃れて湿原に身を隠す。
この沼地を覆う緑の森林が静謐で実に美しい。
そこに隠れ住む黒人の逃亡奴隷たちと心を通わせていったニュートン・ナイトは、
反乱軍を結成し、ついに暴虐無人な騎兵隊に反撃すべく、武器を手に決起するのだ
った。

(←ブログ:2017・1・6 「『海よりもまだ深く』を観る」1612)
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(←ブログ:2017・3・1 「鈴木清順監督の美学」1666)
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(←   :2017・7・7 「『けんかえれじい』を観る」1793)
(←   :2017・7・29 「映画『哭声/コクソン』を観る」1816)


それぞれの夏休みは、、       1846

今はABC‐MART→60年前はワシントン靴店、その先に紀伊國屋書店
(2017・8・28影:Tab)
二ヵ月ぶりに新宿歌舞伎町へ。
新宿駅東口に降り立って、その界隈をぶらつくことも年月々稀になってきた。

今日も東口の駅前で信号待ちしていて気づいたのが、「ABC‐MART」の目立
つ看板でした。さて、ほぼ60年前はこの場所に「ワシントン靴店」があって、
一足や二足はお世話になったことを想い出したりしてみた。
その先の並びには当時と変わらない場所に、厳然と紀伊國屋書店が在る。
駅周辺は高層ビルが建ち並んだが、道筋はほとんど変わらず、行き交う老若男
女の人波の賑わいもそう違和感がないのが不思議に思える。

キャップ帽のアキさん、元気に登場。
     

2017年8月27日日曜日

『沖縄と国家』を読む        1845

辺見庸と目取真俊という二人に惹かれて『沖縄と国家』を、一気読み。

この二人、いずれの組織や集団に属さないで「単独者」としてモノを書き、発言
もしてきた。本書は、「本土復帰」しても圧倒的米軍基地は存続しつづけ、幾重
にも差別される沖縄のありようを本音で解き放つ言葉、言葉、、。

作家であり表現者である沖縄今帰仁生まれの目取真は、辺野古の海でカヌーを漕
ぎ辺野古基地建設への抗議を間断なく続ける。その彼の行動にヤマトゥ辺見は、
頭脳をけずる言葉で肉薄する。
(巻末の辺見の文章に、「目取真がカヌーを漕ぎ過ぎて指紋が薄れてきたという
掌紋のあさい手の内側がふたつ闇に浮いた。~それにさわってみた。一閃の青い
彗星のような暴力を、なぜかおもいうかべた」、とある。
目取真の掌編小説「希望」が差し出す「暴力」を抽出して、辺見自身が身体化し
ようとするが、反芻することになる。

沖縄の基地問題から噴き出す、国の名の下の差別と暴力、さらに沖縄戦と天皇制
の構造、歴史まで白熱の言葉であぶりだす。

(←ブログ:2015・12・7  「『もう戦争がはじまっている』を一気読み』1216)
(←ブログ:2015・12・8  「辺見庸の臭覚」1217) 
(←ブログ:2015・12・13「『1*9*3*7』の衝撃」1222)
(←ブログ:2017・7・23  「西村佑子著『魔女学校の教科書』を読む」1810)
(←ブログ:2017・8・3 「『影裏』を読む」1821)

8月の記憶             1824

1965・8・28記
今朝は、広島原爆投下から72年が過ぎた8・6です。

今朝8時15分を前にして、TVでは広島の原風景を映し出していた。
平和な日常のなかに突然、天が裂け真っ暗闇が落ちてきた。閃光と衝撃波で水都
広島は一瞬にしてのっぺらぼうになってしまった。

きのこ雲の暗闇の下をさまよい目にした惨状を原民喜(当時39歳)は書きとめ
ています。
「スベテアツタコトカ アリエタコトナノカ パツト剥ギトツテシマツタ アト
ノセカイ」。72年前の朝。
この生々しいリアルな光景を、死しても描きとめたい、と「夏の花」などの連作
小説に結実している。
けれども、被爆体験者の高齢化と歳月は忘れてはならない記憶をも風化させる。
そんな危機感を抱えながら、新たな試みも始まっている。
被爆者の今発する記憶の聞き取りから、子どもたちが深くイメージ図化して「原
爆の絵」として描き始めたことである。永遠の伝承になると思う。

(←ブログ:2012・8・8 「67年目の<原爆投下>」)
(←ブログ:2013・8・6 「ヒロシマ・原爆投下された日yu」)
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(←ブログ:2015・8・6 「8月6日は暑い夏の日」1090)
(←   :2016・8・6 「誕生日ってなんだ、、、」1459)


2017年8月26日土曜日

「思い出横丁」を想う        1844

(2017・8影:tab)
新宿で地下鉄大江戸線へのりかえる途中で、ちょっと「思い出横丁」に寄った。

僕が東京へ出てきた1960年代の頭の頃の国鉄新宿駅西口は、バスターミナルで
賑わっていたが、高い建物はなく商店街も線路沿いに在るぐらいで広々と野っぱ
らが広がているかのようだった。
その外れから東口を結ぶトンネル(地下道)の左右に「思い出横丁」は誕生し、
戦後のカオス的雰囲気を、未だ変えることなく時代の空気を吸いながらレトロな
熱気が立ち込めている。