2013年3月16日土曜日

大槌町に 一頁堂書店あり



大槌町のショッピングモール・シーサイドマストに一頁堂書店(60坪)が開店した
のは311大津波から9ヶ月目でした。
被災当日まであった金崎書店ほかいくつかの書店は、大津波で全滅してしまい、
町に本屋さんがなくなる状態でした。金崎社長夫妻は亡くなり、他の店も再興を
断念せざるをえなかった。

取次トーハンの強力な後押しで、書店経営ずぶの素人の木村ご夫妻が一念発
起して今日にいたっている。
僕はマストで、開店して間もないとき木村店長と面談した。書店経営のいろはを
勉強中で、毎日の労働と資金繰りの厳しさ聞きながらも、子どもたちが集まって
本を手にする姿を見ることで明日を感じている、と。踏み出した一歩をできること
なら応援したいと思った。

自らが被災者でありながら復興へ寄せる強い思いで、本を通じて荒んだ人、特
に子どもたちが癒される文化の香る場所づくりに取組んでいる。
さらに、厳しい経営のなかでの売上げの一部を震災孤児の育英支援にしてい
る話を聞くにつけ、見落としてはならない行為に気づく。

大槌町の人口(1月31日現在)は被災後、13,024人(5,454世帯)で、実際
の在人口は1万人余とも云われている。
皆さん、自分の住んでいる町の周辺書店を考えてみてください。僕の住んでい
る人口5万の羽村町で50坪前後の書店が3軒あるだけです。
復興途上の小さな町の60坪規模の書店ですよ──。いろいろの販売アイデイ
アと棚・平台構成を工夫しながら活性化してきている経緯は奇跡的に映ります!
今では、復興する町の書店員になりきって日々奮闘中に乾杯!

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